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  • 投稿日:2025.04.20
  • 更新日:2025.04.22

K10(10金)とK18(18金)の違いって?ジュエリーで使う地金の違いや選び方をご紹介します

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初めてジュエリーをご購入される方にとっては、金属の種類などあまり聞き慣れない言葉もあって何を購入したら良いか迷いますよね。ジュエリーを選ぶ際には、デザインや天然石だけでなく、使われている金属「地金(じがね)」についても知っておいて損はありませんので、今回は掘り下げてご紹介していきたいと思います。

ジュエリーに使われる金属には、ゴールドやプラチナといった「貴金属」が使われています。
ジュエリーのベースとなる金属素材を地金(じがね)と言い、色味や質感、全体の雰囲気に大きく影響します。

例えばゴールドには、金の純度によって「K10(10金)」や「K18(18金)」といった種類があります。数字が大きいほど金の含有量が多く、色味もより濃くなります。また、ゴールドに混ぜる金属(割金)の種類によって色味も変化し、イエローゴールド(YG)やピンクゴールド(PG)のように色合いによって違った呼び方があります。
また、プラチナ(Pt)は銀白色の上品な輝きが特徴。ゴールドとは異なり、洗練された落ち着いた印象を演出してくれます。

「違いがよくわからない」「どれを選べばいいのかわからない」という方も、地金の特徴を知ることで、ご自身にぴったりのジュエリーが見つけやすくなると思いますので、ジュエリー選びのヒントになれば嬉しいです。

K10(10金)、K18(18金)とは?

ジュエリーを選ぶ際によく目にする「K10」や「K18」といった表示。これは、ジュエリーに使われている金(ゴールド)の純度の違いを表しています。
実は金という素材は、非常に柔らかいため、そのままではジュエリーとしての強度が足りません。
そのため、他の金属を混ぜて硬さや耐久性を高めた合金として使用されます。このとき、金以外の金属を「割金(わりがね)」と呼びます。

K10(10金)やK18(18金)という表記は、「金が全体の何%含まれているか」を示しており、Kの数字が大きくなるほど金の純度が高くなり、色味や質感も変わってきます。
ちなみに「K」は「カラット(Karat)」の頭文字で、金の純度を示す単位です。

では、実際にどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、RASPIAでも取り扱っているK10(10金)とK18(18金)の違いについて、わかりやすくご紹介いたします。

K10(10金)の特徴


K10は、金の含有量が約42%で、残りの約58%に銀や銅などの金属を混ぜた合金です。
K18に比べて色味がやや淡く、肌なじみの良い落ち着いたゴールドカラーが特徴です。

割金が多く含まれているため、素材としての硬さがあり、変形しにくく、キズもつきにくいというメリットがあります。
金の含有量がK18より少ない分、多少の変色が起きやすい一面もありますが、ジュエリーとしての品質や耐久性は十分。
なにより、価格を抑えて上質なジュエリーを楽しめる点も魅力です。

【こんな方におすすめ】

・価格を抑えつつ、ジュエリーを楽しみたい方
・淡く控えめな金色のトーンがお好きな方

K18(18金)の特徴


K18は、金の含有量が約75%で、残りの約25%に銀や銅などの金属を混ぜた合金です。
K10に比べて金の純度が高く、より鮮やかで深みのあるゴールドの輝きが魅力です。

また、金の含有量が多いことで変色しにくく、割金が少ないため金属アレルギーも起きにくいとされています。
素材としてはK10よりも柔らかいため、繊細なチェーンなどは取り扱いに少し注意が必要な場面もありますが、その柔軟性や粘り強さがあることで、変形や破損への耐久性、修理のしやすさという面でも長く愛用できる安心感があります。

繊細さの中にしなやかな強さを持つK18は、耐久性や修理のしやすさにも優れ、多くの人にK18が選ばれている理由になります。

【こんな方におすすめ】

・鮮やかなゴールドの色味を長く楽しみたい方
・高級感のあるゴールドをお探しの方
・金属アレルギーが気になる方
・長く大切にジュエリーを愛用したい方

K10(10金)とK18(18金)の色味の違いのイメージ

※ご覧になっている端末/モニターにより実際の色と異なって表示されている場合がございます。
どちらもジュエリーとして人気の高い素材です。
ご予算や色味のお好み、使用シーンに合わせて、お客様にぴったりのものをお選びいただくのがおすすめです。

RASPIAの店舗では、実際に手に取って色味や質感をご確認いただけます。
ご不明な点があれば、デザイナーやアドバイザーが丁寧にご案内いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
※記事最後に店舗情報などリンクを貼っております。

その他の地金のご紹介

ジュエリーに使われる地金には、K10・K18といった金の含有率の違いだけでなく、割金(わりがね)の配合を変えることで、イエローゴールド(YG)やピンクゴールド(PG)といった色味のバリエーションもあります。
また、ゴールドとは異なる金属として「白金(はっきん)」とも呼ばれるプラチナ(Pt)を使用したジュエリーもあります。
RASPIAで使用しているそれぞれの素材の違いや、選ぶ際に知っておきたいポイントをご紹介いたします。

K18イエローゴールド(K18 YG)

K18イエローゴールドは、金を約75%使用し、残りの25%に銀と銅をバランスよく配合してつくられる地金で、金本来の鮮やかな黄金色を活かした仕上がりが特徴です。
割金の比率を調整することで、金色の美しさをより際立たせた色味が表現されています。

最も「金らしい」色味として多くの方に親しまれており、華やかさと高級感を兼ね備えています。
そのしっかりとした発色は、エメラルド・ルビー・サファイアなど、濃く鮮やかな色味のストーンとの相性も抜群。また、コーディネートのアクセントとしても存在感があり、落ち着きと品のあるゴールドの魅力・雰囲気を楽しみたい方に人気です。

華やかで堂々とした印象を演出したい方や、ジュエリーらしい輝きがお好みの方におすすめの地金です。

K18ピンクゴールド(K18 PG)

K18ピンクゴールドは、金を約75%使用し、残りの25%に銅・銀・パラジウムを加えてつくられる地金です。
このうち銅の割合が多く含まれていることで、やわらかく淡いピンク色を表現しています。
一方で、銅の性質上、サイズ直しなどの加工が難しい場合があるという点も特性のひとつです。

肌を明るく見せ、上品で華やかな印象を演出できるのが特徴です。
特に、赤・ピンク・オレンジ系など暖色系のストーンと相性が良く、また肌の色にも近いため、ゴールドよりも肌なじみが良いと感じる方も多くいらっしゃいます。

可愛らしさの中に上品さを添えたい方や、女性らしいやわらかな印象を演出したい方におすすめの地金です。

プラチナ(Pt950)

プラチナは、「レアメタル」とも呼ばれる希少性の高い貴金属です。
金と比べても採掘量は年間でおよそ20分の1程度とされ、その希少価値の高さが魅力のひとつとなっています。

「Pt950」とは、純度95%のプラチナを使用していることを表し、ジュエリーにふさわしい高純度でありながら、実用性に優れた素材です。変色や変質が起きにくいため、婚約指輪や結婚指輪など、生涯にわたって身につけるジュエリーとして非常に人気が高い地金でもあります。

フォーマルなシーンにもなじむすっきりとした上品な色味と、純粋な白い輝きは、愛の象徴としてもふさわしく、日本人の肌にも美しく映えます。

カラーストーンと地金を組み合わせたイメージ





まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は、K10とK18の違いをはじめ、ピンクゴールドやプラチナなど、ジュエリーに使われる地金素材の特徴や選び方についてご紹介しました。

見た目の色味だけでなく、金の含有量による硬さや性質も異なるため、それぞれの特性を理解したうえで選ぶことが大切です。
このほかにも、ジュエリーに関するご質問や、RASPIAの商品について気になることがありましたら、LINEやお問い合わせフォーム、または店舗までお気軽にお問い合わせください。

RASPIAでは、リング・ネックレス・ピアス・イヤリング・ブレスレットなど、すべてK10(10金)またはK18(18金)を使用してお仕立てしております。
ピンクゴールドやプラチナを使ったアイテムもご用意しています。
ご購入は、オンラインショップのほか、大阪・堀江の店舗、または期間限定ショップにて承っております。

店舗では、実際にジュエリーをご覧いただきながら、デザイナーやアドバイザーがご相談をお受けし、お客様にぴったりの一点をご提案いたします。
プレゼント選びのサポートもいたしますので、どうぞお気軽にご相談くださいませ。

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今の時代を強く生きる人たちへ、さらなる魅力を引き出す天然石ジュエリーを。わたしたちのジュエリーブランド「RASPIA」は、そんな思いから生まれました。
デザインや素材にこだわり、身につけて頂くお客様のことを想って、工房で1つ1つ丁寧に手作業で制作しています。
高品質の宝石・天然石の中で選りすぐり納得のいくものを使用。金属はすべてK18、K10のみ全て貴金属を使用。

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